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記憶障害と身体的症状

老年期の認知症のひとつにアルツハイマー型認知症があります。
65〜70歳の老年期に現れる認知症状態のひとつです。
脳動脈硬化などの脳血管障害によっておこる脳血管性認知症と区別されます。
アルツハイマー型認知症には、さまざまな症状が現れます。

記憶障害

アルツハイマー型認知症の場合、まずは「物忘れ」つまり記憶障害から始まります。何度も同じ質問をするといったり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、また食事をしたばかりだというのに何を食べたのか、さらには食べたことすら忘れてしまうこともあります。
そしてまたすぐに食事を要求するといった症状です。
比較的最近に起こった事柄の記憶が失われます。
さらに、現在自分が置かれている状況がわからなくなる、ということもあります。
自分が今、どこにいるのかわからない、今日は何日なのかわからない、目の前にいる人が誰かわからない、といったようにです。

被害妄想

記憶障害から被害妄想が強くなることもあります。
たとえば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ食事をさせてくれないと思い込んでしまうのです。

身体的症状

アルツハイマー型認知症の症状には、記憶障害や被害妄想傾向以外にも、身体的な症状が現れます。
目立つ症状は、頭痛、めまいなどの心気症状、失語、失行、失認などの見当識障害などです。
さらに進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになります。



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